宮澤秀巖

語録集「書の上達法」

語録集

故宮澤秀巖先生が遺したお弟子様への師事語録の一部。
美術品、芸術品の定義。書の次元の完成。現代日本において失われた教養への警鐘など、
秀巖先生の書に対する探究・究明の姿勢が窺えます。

「書の上達法」

一、 静謐なる精神を以て指導者の言を良く聞き、分析し、理解し脳裡に収める。

一、 余の論説、「書を学ばんとする時の心得」及び「書とは?の知識」を熟読する。

一、書の返遷、六書の究明。

一、各時代に於ける大家の筆法と精神を学ぶ。

一、統一せる精神を、一秒でも長く持続出来る訓練に力める。

一、「学不可以己」の精神を持って生涯反復、練習を怠らない。

一、更に学びは森羅万象から得るもので有る事を忘れてはならない。

ページトップへ